耐震補強や大規模修繕に限らず、増築も含め既存建築物に関する仕事が増えた。
まぁ、新築が少ない、ということなのだろうけれど数年前からリニューアル、リノべーションの大切さを口にしてきたせいかもしれない。
また、そのような仕事が増えてくると仕事に対する面白さも見出せるようになる。
仕事に対して「面白い」「楽しい」と感じるのは自分の興味や探究心、完成に対する満足度を表しているのだと思うけれども、最近「面白い」のだ。
建築的には、何か新しいものが出現するわけではない。
ただ、仕事が終わった時に関係者から感謝をされると、たとえ「建築」として形を生み出したものでなくても充実感は味わえる。
つまりは「歳をとった」おかげないかもしれない。
若いときのように野心がなくなった、とまでは言わないが歳を重ねるにつれ「物とのかかわり」より「人とのかかわり」が増えてきたことは大きな要因だろう。
物を作り上げる満足感と同じように人とのかかわりを感謝により積み重ねていくことに満足感を感じるようになった、と思える。
ぞの分、人とのかかわりにつまずいた仕事は面白くないし終わった後も後味が悪い。
でも、ひと(他人)のせいだけにできないんだよな、結局は自分の未熟さだもんな。